8月26日の記事で歯髄炎に罹ったことをお伝えしたのち、手術して入院したことと入院が延びていることを書いただけで、何が起きたのかをお伝えできておりませんでした。
本人の希望もあり、かいつまんでになりますがこちらへ書かせていただこうと思います。
歯髄炎とは、何らかの原因で歯の神経(歯髄)が細菌感染し、炎症が起こっている症状を言います。虫歯はなかったので、恐らく強い噛み合わせによって欠けていた歯が原因かなと思います。(執刀した医師に聞いても明確な原因はわからないそうです)
歯髄炎はほとんどの場合、膿が出たのち炎症が起きている神経を抜いて、根管治療すれば治るのだそうです。
しかし今回は運悪く、感染が神経だけでなく顎骨から口底や首など広範囲に広がって、その広範囲に化膿性炎症(蜂窩織炎)を起こしてしまっていました。
8月26日の記事に載せた画像を撮った時点では歯髄炎と思っていましたので、3日間お休みを頂いたあと、痛みに耐えて30日の午前中まで営業しておりました。
歯科医に次の定休日に受診できるように大学病院に紹介状を書いてもらっていましたが、あまり辛かったら救急に電話して直接行くように言われていました。
8月30日土曜日、お昼にお客さまが途切れたタイミングで救急で大学病院に行きました。
そこでたくさん検査をしたのち蜂窩織炎(ほうかしきえん)の診断が出て、その日のうちに手術、入院となりました。
膿が首の後ろまで広がっていてたため、切開して膿を排出する手術でした。月曜日まで我慢したら気道閉塞していたかもしれない、そうなったら気管切開しなければならなかったですよ。今日来て本当に良かったですと担当医師に言われました。
手術と入院が決まった時、入院するなら個室でと言っておりました。おそらくこの日まで数日、いや1週間くらいは、痛みと口の中にあふれてくる膿のためにほぼ眠れていなかったので、ゆっくり寝たかったんだと思います。この発言の記憶はないみたいですが。(つづく)